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会社案内

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ご挨拶
(インバウンド復活を見据えて)

謹んで新春をお祝い申し上げます。

旧年中は大変お世話になりました。誠にありがとうございました。本年も引き続きご厚誼を賜りますようお願いいたします。

さて昨年は、3月頃から為替相場が急激な円安傾向となり、折からの花見シーズンと相俟って、訪日外国人が増大しました。すでにコロナ禍以前を上回る観光拠点もあり、オーバーツーリズム問題が叫ばれ始めています。

従来、訪日外国人における外貨両替の半数近くは、銀行やコンビニATMからクレジットカードのキャッシングによる調達でした。コロナ禍で一昨年までに、郵便局や多くの金融機関が外貨両替業務から撤退し、さらに国内ATMの設置台数も減少傾向にあることから、今後は自動外貨両替機の普及と利用が加速するとの見方を強めています。

弊社製品である外貨両替機は、従来からマネロン対策機能として「高額取引監視機能」と「任意金額強制停止機能」を搭載しています。今年4月の改正外為法ではリスクベース・アプローチに基づくリスク低減措置が強く求められています。そこで、弊社では個人を特定することが可能なパスポートスキャナーを外貨両替機に搭載しました。本人確認機能を追加し、連続取引による金額制限、回数制限及び米OFAC規制についての国籍制限を実施します。

さらに第2ステップでは、タリバンリスト等制裁対象者リストへの照合を追加し、マネロン対策に関する機能強化をはかろうと考えています。自動化で、これらのリスク低減を実現すると同時に、これまで窓口業務として手間のかかる外貨両替について省力化及び省スペース化が狙えます。さらに営業時間の延伸が可能となり、周囲を含めた経済効果も増大するものと思われます。

窓口業務で行っていた外貨両替を自動化したい方、すでに外貨両替機を導入しているもののマネロン対策に未対応の方、老朽化した両替機を最新かつマネロン対策機に更新したい方等おられましたらお知らせください。訪日外国人増大により副業として自社店舗で外貨両替を始めたい方には、両替商開業プランもご案内しています。両替業務に必要な紙幣鑑定機やレートボード、外貨両替売買管理システム(ソフトウェア)を提供し、同時に外貨の転売・調達ルートも紹介しています。

最後に国内課題として、今年7月に日銀券の改訂が予定されています。一万円は40年ぶりに福沢諭吉から渋沢栄一に変わるわけですが、弊社紙幣鑑定機は、日銀券についても新紙幣から旧紙幣(聖徳太子一万円)まで幅広くサポートしています。ニーズによりご検討ください。

おかげさまで、弊社は創業から33年目を迎え、今後も紙幣鑑定機、外貨両替機、その他各種の鑑識機材の開発、販売・保守を一貫して行う専門企業として、社会貢献をともなう企業活動に邁進してまいりたいと考えています。ユーザーの皆様におかれましては、今後もご指導ご鞭撻をいただくとともに、弊社機能を益々ご利用、ご活用いただきたく、宜しくお願い申し上げます。

日本シーディーアール株式会社 代表取締役 遠藤智彦