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2009年4月25日「週刊現代」

ホログラム、透かし、微細文字のすべてが再現されていた
「従来の物とはレベルが違う」

警戒を強めていた矢先の某月11日、東京都内の銀行ATM機で、例のニセ1万円札が発見されました。ついに出てしまったか、という思いです。技術的にこれまでのものとはまったく違い「この出来栄えには恐れ入った、と言うしかない」
そう公安関係者はうなった。
フィリピンの首都・マニラの両替店で、極めて高精度のニセ1万円札が見つかった。という報道が今年3月に合ったことをご記憶だろうか。それから1ヶ月、この偽造紙幣がすでに日本に上陸していたのである。
銀行のATMで発見されたということの意味は重大だ。ATMに取り付けられた鑑定機がニセ札を”ホンモノ”として受け入れたことを示しているからだ。
ニセ1万円札事件はこれまでもたびたびあった。近年では2005年の「初詣偽造1万円札事件」が記憶に新しい。闇金融に追い込まれた印刷業者が、暴力団に脅されてニセ札を刷り、それが初詣でにぎわう全国の神社で大量に使われた事件だ。
この時の偽造紙幣は、カラープリンターによるコピーというレベルのもの。当時のプリンターに紙幣コピー防止機能がなかったため、も模倣犯が続出。子供や学生によるニセサツ事件が起きたのだった。
中国製と思われる聖徳太子のニセ旧1万円札が日本に持ち込まれたこともある。また、韓国の仁川空港税関で、大量のニセ1万円札が摘発されたこともあるが、これらはいずれもプリンター出力ではなく、印刷で作った低レベルのニセ札だった。

偽造通貨対策研究所の遠藤智彦所長は語る。

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