スーパーX(SERIES2001偽造100$券)の見破り方     極秘
【裏面】
6.文字の大きさの差異
 裏面中央下部にある「INDEPENDENCE HALL」の最後の「L」字は真正券では前の「L」より文字高がやや小さい。
 対して偽造券では左の「L」字とほぼ
同じ大きさになっている。

※偽造券の文字はわずかながら全体的に真 正券より小さく細い。


 
(上=真正券、下=偽造)
 

 
7.屋根の部分に見られる画線の有無
 裏面中央部に描かれた建物は「INDEPENDENCE HALL」独立記念館の屋根の部分に見られる画線の有無あるいは濃淡について差異が見られる。

 真正券では極めて薄く、細い画線であるが、偽造券では極めて明瞭に描かれ印刷されている。
 むしろ偽造券のほうが出来映えがよいと、言えなくもない部分である。

 そしてこのような、いわばオーバークオリティーとも言える質の高さが当該偽造券の特徴ともなっている。
(上=真正券、下=偽造券)



 8.時計盤の分針の位置、ドット(画点)の有無  

 
 裏面中央部に描かれた時計台の時計が、  『偽造券においては1,2分進んでいる ように見える。』

  これは時計内にデザインされた文字 「W」と針の先端の位置関係及び印刷の仕上がり状態などから、見る人の目に与 える印象として言える差異であろう。微 妙であるが表現としては抽象的ながらそ のようになる。

 すなわち視覚的な印象と して真正券が1時22分に見えるのに対 し、偽造券では1時23分に見えるので ある。

  また、真正券では3時を表す「V」字 の左に時計盤内側の円に接して小さな点 が打ってあるように見える。偽造券にはこれがな
い。






(上=真正券、下=偽造券)
 

9.裏面、印刷枠サイズの差異
 真正券と偽造券の印刷枠左端を合わせ(用紙の裁断位置は無視する)、右端の位置差異を比較すると偽造券は2_程度サイズが大きく印刷されている。
 用紙サイズ及び表面の印刷枠には差異は見られない。

真正券の基本用紙サイズは156_(w)×66_(h)である。

 (上=真正券、下=偽造券)
 上記方法と同じ要領で真正券と偽造券の印刷枠上端を合わせ、下端の位置差異を比較すると偽造券は1.5_程度サイズが大きく印刷されている。

※なお、この特徴はSERIES1996のスーパーXにも適合しています。

(左=真正券、右=偽造券)
※この他にも、微妙な差異が散見されますが、紙幣の個体差と鑑定人の感性の個人差に揺れる可能性があり、以上の8点に絞ってご案内しています。

※いずれは本マニュアルで示した特徴が修整されたアップデート版偽造券が出回る可能性、及び本特徴に該当しない、他種類の偽造券が存在する可能性についても念頭におき、ご覧下さい。
 不明点、難解な点などがありましたらご連絡下さい。
    問い合わせ先 TEL03-3541-1982 FAX03-3541-1952(偽造対策研究所)
※なお、スーパーX対応の鑑定機については日本シーディーアール(株)営業部
TEL03-3541-1951にお問い合わせ下さい。

目視による鑑定ツール例
鑑定用無収差ルーペRD02型

レ  ン  ズ
接眼距離
倍    率
直    径

視 野  角
検査対象
複合2枚合せレンズ
任意の接眼距離
×12倍   
レンズサイズ24oφ×2枚(W34xH39)
  45°
 マイクロ文字、微細印刷
及び版式視認
                     
マイクロ文字、微細印刷の拡大視認鑑定       

レンズの歪みなし=無収差
マイクロ文字(1万円)
米ドル紙幣鑑定スケール

本スケールは「偽造通貨鑑定マニュアル」の付属品です。縦方向、横方向を同時に計るのに大変便利です。

★本マニュアルは外部への公表はお控え下さい。★
 
偽造通貨対策研究所

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